チバニアンって聞いたことありますか?チバニアンは、千葉県市原市で発見された磁場逆転の地層のことです。とは言っても、磁場逆転の地層って何かよくわからないですよね。
今回、チバニアンに実際に行って来ました。見学してきたチバニアンの様子、場所や駐車場についてを紹介しますね!
※田淵の地磁気逆転地層は、平成30年10月15日に市原市では初の天然記念物に指定されました。
チバニアンはどこにあるの?駐車場はあるの?
チバニアンってよく耳にするけど、一体どこにあるのか?わからない方が多いと思います。
チバニアンは千葉県市原市田淵にあり、磁場逆転の地層は養老川沿いで見ることができます。
小港鉄道の月崎駅から徒歩で約30分(約2km)の場所で、駅からは少し遠いですね。
電車での月崎駅への行き方は、
東京駅 -京葉線- 蘇我駅 -内房線- 五井駅 -小港鉄道- 月崎駅
となります。
県道81号(清澄・養老ライン)を養老渓谷方面へ南下し、「田淵会館」(市原市田淵1165)の看板を右折します。
道を進んでいくと、仮設駐車場があります。満車の場合は、田淵会館前(県道沿い
)の臨時駐車場が利用できるそうです。
チバニアンを見学!
私たちは車で行ったので、仮設駐車場に車を停めました。この日は空いていて、他に1台しか停まっていませんでした。駐車場には、仮設トイレも設置されていました。
駐車場の奥にチバニアンへの入口がありました。
この入口から入り、養老川へと下りていきます。
道は急な下り坂を下りていき、先に進むと、獣道のような舗装されていないすごく細い道になっていました。ご年配の方にはちょっとキツイかもしれません。
道の下には養老川が流れていて、そのすぐ横に磁場逆転の地層がありました。
↑ 養老川の上流の方向
左側が地層です。
↑ 養老川の下流の方向
右側に下りてきた道があります。
この日は川の水が少なかったですが、水の量が多いときもあるので、長靴を履いてきてください。
雨が降った日の後など、川の水が多かったら、残念ですが下りるのは止めておいた方がいいでしょう。
また、地層の周り、川の中はとても滑りやすいです。転ばないように気をつけてくださいね!
磁場逆転の地層
地層にはたくさんの穴が開けられ、赤、緑、黄色の印がつけられていました。
説明が書かれた看板もありました。
↓ 写真の真ん中あたりのくぼんでいる部分(Byk-E)の辺りが磁場逆転を示す地層です。
Byk-E
Byk-Eは、77万年前に御岳山(長野県・岐阜県)が噴火した時に、火山灰が降り積もってできた層で、クリーム色をした薄い地層です。
この辺りの地層の岩石の磁気を調べると、その時代の磁場がどうなっていたかがわかるのだそうです。
赤、黄色、緑の3色の印で磁場の変わった様子が示されています。
たくさんの穴は、磁気を調べるために岩石を採取した時に開けられたものだそうです。
岩から77万年前の磁気がわかるなんてすごいですよね。
見学するときに気をつけることは?
服装は、長袖、長ズボン、長靴がいいですね。できれば着替えもあった方が安心です。
川の水が増水している時は、見学を控えた方がよいと思います。
そして、これは当然のことですが、地層は貴重なものなので削ったりしない、地域の住民の方々の迷惑にならないように行動する、などマナーを守った見学を心がけたいですね。
まとめ
チバニアンの地層が国際的に認定されると、地球の歴史にチバニアンの名前がつくことになります。しかも、日本の名前が地質時代の名前につけられるのは初めてのことなんです。
これってすごいことですよね!
今まで詳しく知りませんでしたが、日本中で話題になっていた理由がよくわかりました。
地球の歴史を感じられる場所、チバニアンをぜひ一度、実際に見にいかれてはいかがでしょうか?
私たちはチバニアンに行く時に養老渓谷へ行きました。近くにあるので、せっかくですから、養老渓谷へもぜひ行ってみてくださいね。
養老渓谷へ行った時のことはこちらのページでご紹介しています。
梅ヶ瀬渓谷での紅葉狩りの様子はこちら!