春になると、子供会で歓送迎会を行うことがありますが、歓送迎会って何をしたらいいのか、役員さんたちは悩みますよね。
今回は、歓送迎会ではどんなことをしたらよいのか、また歓送迎会の進め方などをご説明します。盛り上がるゲームのアイデア、思い出に残る歓送迎会にするための工夫もご紹介しますよ~♪
ぜひ参考にしてくださいね。
歓送迎会って何をするの?
歓送迎会は、歓迎会と送別会を同時に行う会のことで、子供会の場合は、卒業生である6年生とこれから入学してくる新1年生も参加することになります。
新1年生から6年生までが一緒に楽しめ、交流を深められるような内容を企画するようにします。
歓送迎会の開催までにすることは?
それぞれの子供会のやり方や内容によって変わってくると思いますが、主に以下のような準備があります。
1.開催日時、会場、大まかな内容を決める
6年生、新1年生の人数や氏名、性別等の確認もしておきます。
2.役員の役割分担を決める
3.案内状を作成する、配布
6年生、新1年生以外の子への案内は普通のコピーした案内文書でよいと思いますが、6年生と新1年生への案内状は、ちょっと特別な感じの招待状にすると「楽しそう!行ってみたい!」と思ってもらえそうですね!
↑これは私が作成したものですが、普通の文書の案内よりもワクワクしませんか?
新2年~新6年生に絵を描いたりして作ってもらってもいいですよね♪
新1年生には、できるだけ保護者の方に直接案内状を渡して子供会の説明をしておき、「食物アレルギーや持病などがないか、心配なことがないか」なども聞いておくと、その後の子供会活動がスムーズになりやすいです。
当日の集合時間は、新1年生、6年生以外は早めの時間に集合し、会場の飾りつけや打ち合わせなどをするとよいでしょう。
4.遊びに必要なものの作成、プレゼントの買出し、昼食の発注などをする
5.会費があれば集金をする
歓送迎会のプログラム例
では、歓送迎会のプログラムを考えてみましょう。
実際にやったことのあるプログラムをご紹介しますので、内容や時間帯、食事の有無によって、順番を変えたりしてプログラムを作ってみてくださいね。
1.始めの言葉(新5年生)
例「これから子供会の歓送迎会を始めます」
2.6年生、新1年生の紹介
6年生には「どんな中学生になりたいか?」「将来の夢」など何か一言言ってもらったり、新1年生には自分の名前を大きな声で言ってもらったりするとよいでしょう。
3.プレゼント贈呈
6年生には新2年生から、新1年生には新6年生から渡してもらうなどします。
4.ゲーム
5.食事
6.ゲーム
7.役員さんの紹介
新年度の役員さんを紹介します。旧役員さんも簡単に紹介し、1年間のお礼を子供たちからも言ってもらえるようにするとよいと思います。
8.終わりの言葉(新4年生)
例「これで子供会の歓送迎会を終わります」
9.片付け
できることは子供たちにも手伝ってもらいましょう。
行事の際は、司会(進行)を1名決めておき、その他の役員が次のプログラムの準備や子供たちのサポート等をします。
また、簡単な進行表を作っておくとよいです。
大まかなタイムスケジュールを書き込み、役員さんの作業分担も記入しておくと、役員さんも動きやすくなります。役員さんがやるべきことをわかっていないと、何もせずに話ばかりしている役員さんがいたり、会長は常に「何をしたらいいですか?」と聞かれることになり、会が進まなくなります。
進行表をコピーして役員さんに配布したり、見える場所に貼るなどし、確認しながら進められるようにしておきます。
歓送迎会で盛り上がるゲームはコレ!!
子供会でのゲームは何をしたらいいか本当に悩みますよね!
特に歓送迎会は、新1年生から6年生まで年齢差があります。
ですので、簡単なルールでわかりやすいものや、体力でゲーム結果に差が出にくいものを選ぶとよいです。
実際に歓送迎会で好評だったゲームをご紹介しますね。
新聞紙にどこまで乗れるか?ゲーム
新聞紙があれば遊べるお金のかからないゲーム。2、3人のグループを作って競います。
今回は、高学年、中学年、低学年それぞれ1人ずつ、計3人のグループで行いました。
新聞紙の上にグループ全員に乗ってもらい、10秒数えます。その間に1人でも新聞紙から落ちたらアウト!
新聞紙を折りたたんで、だんだん小さくしていき、どのグループが最後まで残るかを競います。
遊び方
グループに1枚ずつ新聞紙を配り、新聞紙の上に乗って立ってもらい、10秒数えます。
クリアできたら、新聞紙を半分に折りたたんでその上に乗ってもらいます。
10秒数えクリアできたら、さらに新聞紙を半分に折ります。
これを繰り返していきます。
新聞紙が小さくなってくると、乗るのがむずかしくなるので、高学年の子が低学年の子を抱っこしたりおんぶしたりして工夫します。
グループでのコミュニケーションも取れるゲームですね。
フルーツバスケット
フルーツバスケットは、子供の頃に遊んだことがあるのではないでしょうか?
最初はお題を「フルーツ」にして、途中で「動物園」「花」など、いろいろ変えてもおもしろいと思います。
遊び方
①人数より1個少ない数のイスを用意し、イスが内側を向くように円に並べます。
②3、4種類のフルーツ(いちご、りんご、みかん、バナナなど)のグループに子供たちを分け、イスにすわってもらいます。
③「オニ」を1人決め、オニは円の真ん中に立ちます。
オニに、グループ名の好きなフルーツの名前を大きな声で言ってもらいます。
名前を言われたグループの人は、自分の座っていたイスを離れて、別のイスに座らなければなりません。オニもイスに座ります。
イスに座れなかった人が次のオニになります。
これを繰り返して遊びますが、オニが「フルーツバスケット」と言った場合は、全員が違うイスに移動しなければなりません。
私たちの場合、会場にイスがないので、座布団でしています(笑)
イスとりゲーム
これも定番ですね!フルーツバスケットと似ていますが、イスとりゲームは座れなかった人は負けになります。
遊び方
①人数より1つ(2、3個減らしてもOK)少ないイスを用意し、イスを外側に向けて、円に並べます。
②イスの外側に全員立ってもらいます。
この時、イスの周りを全員が同じ方向に進むように、回る方向を決めておきます。
③CDプレーヤーやスマホで音楽を流し、曲に合わせてイスの周りを歩いてもらいます。
④適当なところで音楽を止めます。
曲が止まったら歩くのをやめ、近くのイスに座ります。
⑤イスに座れなかった人はアウト!その後は見学してもらいます。
⑥さらにいくつかイスの数を減らし、イス取りをします。
最後まで残った人が勝ちです。
小学生の子供たちが好きそうな曲をかけて、楽しみましょう♪
風船割りゲーム
風船の中の番号の景品がもらえるゲーム!
風船を踏んでバンバン!風船をふくらませる準備がちょっと大変ですが、盛り上がりますよ♪
①景品の数だけ小さい紙に数字を書き、数字が見えないように端からくるくる丸めて、セロハンテープで留めます。景品にも番号をつけておきます。
②風船の中に①の紙を1つずつ入れ、ふくらませます。
ここまでは、ゲームが始まる前までに準備しておきましょう。
③風船を部屋に散らばして置き、スタートの合図で風船を割ります。
出てきた紙の番号の景品がもらえます。
できれば風船と景品は、1人あたり2、3個の量を用意できると、割りがい(?)があって楽しいと思います。
ゲームの前に「1人2個ずつ」など説明をしておいてくださいね!
その他、定番の輪投げや射的なども盛り上がりますよね♪
以下のページで詳しく説明していますので、ぜひご覧くださいね^^
歓送迎会の食事はどうする?
歓送迎会の食事はどのようなものが喜ばれるでしょうか?
子供たちの好きそうなメニューにするとよいと思います。
私たちの場合、カレーを作って食べることが多いです。
カレーの野菜を切る作業は、高学年の子供たちがします。低学年の子には、玉ねぎの皮むきや、ピーラーでにんじんの皮むきをしてもらっています。
包丁やピーラーを扱う時は、大人が必ず付き添い、ケガのないように十分に気をつけます。
ジャガイモの芽なども、後で大人がきちんとチェックしましょう。
その後の調理は大人が行い、カレーが出来上がるまでは、子供たちはゲームをして遊びます。
どうしても調理に時間がかかってしまうので、野菜を切る作業は歓送迎会が始まってすぐに行うようにします。
ごはんは、事前に案内状などで保護者に協力をお願いしておき、当日、各自でお弁当箱に入れて持参してもらっています。万が一、忘れた子がいた場合とおかわり用に、炊飯器で適当な量のごはんも炊くようにしています。
サンドイッチパーティにしてもいいですね。
サンドイッチ用のパンとレタスやきゅうり、ハムやチーズ、ゆで卵、ジャムなどの具材を用意しておき、それぞれ自分の好きな具をはさんでサンドイッチを作って食べます。
サンドイッチの場合は、加熱をしない具材が多いので、衛生の面から調理は大人が行った方がベストです。
サンドイッチパーティにすると、野菜とジャムなどの変な組み合わせにする子がいたりもしますが、作ったものはきちんと自分で食べるんだよ!」と伝えるようにしています。
作らずに買うなら、からあげなどのオードブルやピザ、市販のおにぎり等を組み合わせてもいいですし、予算に余裕があればハンバーガーなどもアリです。
低学年はハッピーセット、高学年は普通のセットなど量は調整します。
何だかんだ言っても、コレが一番子供に喜ばれたりします^^;
歓送迎会で食事をするかどうかは、子供会の予算に応じて決めてもよいと思います。
食事代は結構かかりますので、予算が少ないようなら午前中だけの開催にして食事はナシにする方法もあります。
午後からの開催にして、プリンやシュークリームなどのおやつを出してもいいですね!
6年生、新1年生へのプレゼントは何がいい?
6年生や新1年生へのプレゼントはどのようなものがよいのでしょうか?
6年生の場合は、定番は図書カードですね。他には、中学校で使えるシャーペンやボールペンなどが挙げられます。
新1年生へは、鉛筆、消しゴム、自由帳をセットにしたり、鉛筆を1ダースでもいいですね。
学校で使えるものが無難でしょう。
6年生へ寄せ書きをプレゼント
学校で使える物をプレゼントするのは確かに喜ばれると思いますが、買出しをするのは大人です。それだけではなく、子供たちからもやはり何かプレゼントをさせたい・・・。
でも、子供たちが作れて、6年生でも喜んでくれそうなもの、なかなか難しいんですよね~。もらってすぐにゴミになってしまっても悲しいですし。
ということで、私たちは寄せ書きを作成しています。これなら場所も取らずに保管できますしね。
台紙は100円ショップで購入していますが、画用紙で作成してもOK!
小さいメモ用紙にメッセージを書いてもらうこともありますが、6年生の人数が多い年は低学年の子にはたくさん書くのは大変なので、折り紙を折ってもらってもステキになります。誰のものかわからなくならないように、名前は必ず書いてもらい、書ける子はメッセージも添えてもらっています。
事前に折り紙を配布して、集めて台紙に貼って、という作業が必要になりますが、子供たちからのプレゼントがあると、歓送迎会も一層印象に残るものになると思います。
お時間に余裕があったら、ぜひやってみてほしいです。
まとめ
歓送迎会の内容を考えるのは結構大変だと思います。
歓送迎会は3月か4月、春休み中に開催することが多いと思いますが、年度の最初の行事にするのではなく、年度の最後の行事にした方がスムーズに開催できると思います。
旧役員が企画、開催を行い、当日は新役員にも参加、協力をしてもらうと、子供会役員の仕事についても理解しやすく、新年度の行事の参考にもなります。
可能であれば、2月頃に一度6年生以外の子たちを集めてミニ行事を開催し、その時に歓送迎会の飾りつけや招待状を作ったりできるといいですね。
ついでに、「歓送迎会でどんな遊びをしたい?何が食べたい?」など、子供たちの意見も聞いてみてはどうでしょうか?
思い出に残る歓送迎会になるように、頑張ってくださいね!