いろいろな形に変化する雲。小さい頃は、怪獣に見えたりソフトクリームに見えたり。
小さい頃は、そんな風に雲をよく眺めていませんでしたか?
夏休みの自由研究に、雲を観察してみてはどうでしょうか?
雲の観察は特別な道具も必要なく、すぐに始められますよ。
今回は、雲の観察の方法、レポートのまとめ方をご紹介します。実際に雲を作る方法もお伝えしますね!
雲の観察をしてみよう!
まず、どんなことを調べたいか?雲に関する疑問を書き出してみましょう。
・雲にはどんな種類があるのか?
・雲はどうやってできるのか?
・雲はどのように動くのか?
・見られる雲の種類は天気によって変わるのか?
などなど、たくさんでてきそうですね。
この疑問についてを自由研究で調べていきます。
観察の方法
雲を観察する時は、「毎回、同じ時刻に同じ場所で同じ方角の空を観察する」ことがポイント!
観察したデータは多い方がよいので、最低2週間くらいは観察をしたいですね。
空の雲を観察して、気づいたことをメモしておきます。
例えば、雲はどんな形か?雲は多いか?雲の流れは早いか?雲はどちらに動いているか?風は強いか?などです。
観察した日にち、時刻、天気、気温、湿度なども一緒に書いておいてください。
写真も撮っておいてくださいね。(カメラで太陽を見ないように気をつけてくださいね!)
観察以外の時間でも、変わった雲を見つけたら写真を撮ってメモを記入しておきましょう。夏は夕立もありますね。そんな時は虹が見れるチャンスもありますよ!
旅行先などでも変わった雲に出会えるかもしれません。
雲について調べる
どんな雲が観察できましたか?観察した雲について、本やインターネットで調べてみましょう。
写真に撮った雲はどんな種類の雲か?名前を調べてみてください。また、どんな時に見られるのかも調べてみましょう。
雲を作ってみよう!
最初にあげた疑問の一つ「雲はどうやってできるのか?」
実際に雲を作ってこの疑問を研究してみましょう。
※ 雲を作る実験は火を使うので、必ず大人が一緒に行ってください!!
★用意するもの
・計量カップ
・ぬるま湯(お風呂の温度くらい)
・コーラやサイダーなど炭酸飲料の1.5ℓのペットボトル(キャップも使います)
・線香、ライター、灰皿など
・タオル(濡れた時にふくもの)
★方法
①計量カップでぬるま湯を100mℓ量り、ペットボトルの中に入れる。
②線香にライターで火をつけ、ペットボトルの中に煙りを少し入れる。
10秒くらいの時間入れればOKです。使った線香は灰皿に入れて、危なくないようにしてくださいね。
③ペットボトルのキャップをしめて、数回上下に振る。
④両手でペットボトルを押してへこませる→手をはなす。
↓
この動作を数回くり返すとペットボトルの中に雲ができます。
(左:水を入れたボトル、右:雲を作ったボトル)
ペットボトルの中に白い雲ができているのがわかりますでしょうか?
こんなに簡単に雲が作れるなんて驚きですよね~。
レポートのまとめ方
観察が終わったら、レポートにまとめていきましょう。
撮った写真を日付順に画用紙などに貼り、日付や天気、気温など観察した時の様子を記入していきます。
《レポートの構成例》
1.観察の動機
2.調べたいこと
3.観察に使ったもの
4.観察の方法(例:7月20日~8月10日まで、午前8時に家のベランダから南の空を観察する。どんなことに注目して観察するか、なども書くとよいですね。)
5.観察結果(写真を貼り、日付や観察した様子などを記入していく)
気温や湿度をグラフにまとめたり、天気図のコピーを貼ってもいいですね!
6.雲について(本で調べたことなどを書く)
7.雲を作る実験
8.わかったこと
9.感想
10.参考にした本
まとめ
今回は、長男が4年生の時の、雲の観察の自由研究についてご紹介しました。
対象を4年生としましたが、やり方によっては低学年~中学生まで、どの学年にも向いているテーマだと思います。
小学校低学年なら「夏休みのお天気調べ」として、毎日の空の様子を写真に撮って、気づいたことを簡単に書いていくだけでも立派な自由研究にできそうですよね。
中学生なら、天気図と比較しながら天気の予測なども加えてもっと奥深い研究ができそう!
観察する期間は長い方がいいですが、時間がない人は「朝、昼、夕で3日間調べる」でもいいし、「1日で1時間ごとに調べる」にしてもいいですね。
ステキな自由研究が完成するように頑張ってくださいね!
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→ 小学生の自由研究のテーマは何にする?実際に取り組んだテーマを紹介!